翔んで埼玉（未完）

翔んで埼玉（魔夜峰央）未完結

 

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2023年11月23日（土）に、映画化第二弾が決定した「翔んで埼玉（とんでさいたま）」。

2019年の映画化第一弾は、原作のストーリーに沿った内容でしたが、第二弾は映画用オリジナルストーリー。

ディスリ合戦が関西に飛び火し、東西対決が始まるようですね。

映画版オリジナルのストーリーも、めちゃくちゃ面白そうで、公開が待ち遠しくてたまりません。

そんな「翔んで埼玉」の原作は、「パタリロ！」が代表作の魔夜峰央先生による漫画作品です。

『花とゆめ』（白泉社）1982年冬の別冊および、1983年春の別冊・夏の別冊に3回に分けて連載されました。

未完ですが、単行本は1巻が発行済で、電子書籍化もされています。

 

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翔んで埼玉 （このマンガがすごい！comics） [ 魔夜峰央 ]

この記事では、漫画版のあらすじを紹介します。

 

 

「翔んで埼玉」 あらすじ

出身地や居住地によって、激しい差別が存在する架空世界の日本が物語の舞台です。

東京が日本の最重要都市だからと、東京都民が埼玉県民を差別・迫害するのが横行している世界観です。

地方出身者に対する差別が、政策として行われています。

そんな東京都の名門校「白鵬堂学院」に、麻実 麗（あさみ れい）という男子学生が転入してきました。

容姿端麗で、文武両道に優れ、都会的でありながら物腰やわらかい麗に、学院の学生たちはすぐさま心酔します。

当初は麗に反発していた生徒会長、白鵬堂 百美（はくほうどう ももみ）も、次第に麗に心を奪われてしまうのでした。

 

しかし麗は、じつは埼玉県屈指の大地主、西園寺家の子息で、埼玉県出身。

麗の父親は、麗にアメリカで英才教育を受けさせ、将来は政治家にして、埼玉県民に対する差別政策を撤廃させようと考えて、

麗を東京で証券会社を経営する麻実家の養子にしていたのです。

 

そのため、麗は出自を隠していましたが、デパートで埼玉県出身の家政婦を庇ってしまい、埼玉県出身であることが露見。

「埼玉県人には、そこらへんの草でも食わせておけ！」などと、当たり前に言い放っていた百美は大変なショックを受けます。

 

その後、麗は百美に別れを告げて、所沢市へと戻り、埼玉県民解放のための抵抗運動を始めました。

一方、百美は自宅を訪れた政界の実力者、階階堂進が、麗たちの運動をを壊滅させようとしていることを聞きつけます。

百美は矢も楯もたまらず、麗に危険を知らせ、麗を百美が勉強部屋代わりに借りている東京都心のマンションにかくまいました。

しかし、マンションの住民にサイタマラリヤが発生したため、マンションに警察の調査が入ります。

※サイタマラリヤ（映画ではサイタマラリア）は、小型春日部蚊が媒介する埼玉県特有の伝染病。
最悪の場合は死に至る病いで、埼玉県民は独自の抗体を有しているため発症しないが、他県民には非常に脅威となる設定です。

 

追い詰められた麗は、百美を連れて埼玉県民居留地に身を隠したのですが、百美がサイタマラリヤを発症。

埼玉県民居留地には医師がおらず、やむなく麗は、百美を助けるために警察への出頭を申し出ました。

しかし、警察の代わりに麗の身柄を拘束しに来た階階堂の部下は約束を守らず、百美を助けようとはしませんでした。

麗と百美が絶体絶命のピンチに見舞われる中、伝説の埼玉県民・埼玉デュークの部下が彼らの前に現れました。

埼玉デュークの部下は、階階堂の部下を蹴散らし、百美を助けるための血清を麗に渡して去っていきました。

そして、危機を救われた麗と百美は、埼玉デュークを探して新たな旅に出るのでした。

というところで、漫画はストップしています。

 

 

2019年の実写映画は、原作をベースにした「伝説パート」と、映画オリジナルの「現代パート」が交錯する構成となっていました。

「伝説パート」は、現代の埼玉県に住む家族が、娘の結納のために東京に向かう車のなかで聞く、ラジオドラマとして展開していきました。

そして、麗と百美が、埼玉デュークが計画していた「日本埼玉か計画」の開始を発表し、拍手喝さいを浴びる…というところで終わりました。

また、現代パートでは、結納会場に向かう娘さんは、結婚したら東京都民になりたいとはしゃいでいました。

でも、婚約者の彼も結納会場へ向かう車の中で同じラジオドラマを聞いて埼玉愛に目覚め、新居は春日部市に構えることを決意していましたが…

2023年11月23日（土）公開の映画化第二弾は、ディスリ合戦が関西へ飛び火するとのこと。

いったいどんな展開になるのか、とっても気になりますね。

 

 

「翔んで埼玉」 感想・考察

非常にぶっ飛んだ世界観で、一瞬ひるみました。笑

だけど、めちゃくちゃ面白い！

そしてテンポがよくて、あっという間に1冊読み終わってしまいました。

漫画が発表されたのは、1982年冬～1983年夏とのことですが、今読んでも、本当に面白かったです。

40年前の作品だなんて、びっくりです。

原作は、今のところ1巻かぎりですし、電子書籍などでもお安く読めますので、あなたもぜひ読んでみてくださいね。

魔夜峰央ワールドにハマっちゃうかもしれませんよ♪

映画化第二弾公開前に、漫画や第一弾の映像をチェックして、予習しておくのもいいですよね。

 

 

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