青楼オペラ＜完結＞

青楼オペラ（桜小路かのこ）完結

 

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2016年8月から2019年11月まで、小学館の月刊少女漫画雑誌「ベツコミ（旧：別冊少女コミック）」に連載されていた「青楼オペラ」のあらすじと感想をまとめました。

 

「青楼オペラ」 あらすじ

「青楼オペラ」の舞台は、江戸時代の吉原遊郭です。

両親を殺された武家出身の娘、朱音が犯人捜しのために遊女になって、波乱万丈な人生を繰り広げる物語です。

全体のあらすじをざっくりとまとめてみます。

 

両親を亡くした主人公の朱音（あかね）は茜と名を改め、吉原の｢曙楼｣の花魁朝明野（あさけの）のもとで、遊女見習いとなります。

茜は旗本だった永倉家の出身なのですが、両親は暗殺され、正当な裁きを受けることなく、お家は断絶となっていました。

事件の成り行きに疑問を覚えた茜は、両親を殺害した男の腰に三日月のあざがあったことを手掛かりに、吉原で犯人捜しをしようと考えたのです。

吉原に潜り込んだ茜は、かつて家臣だった利一郎や、近江屋の若旦那 惣右助（そうすけ）に助けられながら、真実に近づきます。

茜の願いは、真実を明らかにして家を再興すること。

それが実現すれば、茜は武家の娘にもどり、商人の惣右助と結ばれることはできません。

惣右助はそれを知りながら、茜に協力し続けるのでした。

意地を張りあいながらも、どうしようもなく惹かれあう、茜と惣右助。

そして、曙楼で仲良くなった遊女の葵や、葵の恋人の佐吉も、茜の犯人探しに協力してくれるようになりました。

しかし、強力してくれていた仲間が心中と見せかけて殺されたり、惣右助の近江屋が商い停止になるなど、試練が続きます。

それでも諦めない惣右助の存在もあり、茜は真犯人が元許嫁の誠二郎であることを突き止めました。

真犯人を突き止めはしたものの、茜は自分のせいで多くの人を不幸にしたと落ち込んでいました。

でも、惣右助の子を身ごもっていることがわかり、惣右助と想いを確かめ合った茜の瞳には、再び光が灯るのでした。

ときは流れ、数年後、曙楼で茜のライバルだった紫は「美雪野花魁」という名で、曙楼一の花魁になっていました。

近江屋は持ち直し、惣右助は茜と結婚して、初音という女の子にも恵まれました。

利一郎は近江屋の使用人となり、初音の世話をしています。

茜は自分が経験した仇討の物語を芝居の原作として売り、その代金で自らを曙楼から請出したのでした。

そして惣右助と懇意にしている松坂屋の養女となり、惣右助のもとへ嫁ぐことを選んだのでした。

 

 

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「青楼オペラ」 感想・考察

お家再興の夢はかないませんでしたが、犯人は明らかになったし、茜と惣右助が結ばれて、本当によかったですね。

このサイトは、「とにかくざっくり！」「結局最後がどうなったのかだけ、簡潔に！」といった、私みたいな「せっかちさん」向けに、あらすじをまとめています。

そのため、

朝明野さんと惣右助が姉弟だったいきさつとか、

紫が利一郎を本気で好きだった経緯とか、

遊郭ならではのエピソード、

などなど、魅力的なところがメッチャクチャ省かれています。

ぐいぐい引き込まれる、魅力的な作品ですので、どうぞあなたもご自分の目で読んでみてくださいね。

 

 

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