妊娠したら死にたくなった～産褥期精神病～＜完結＞

妊娠したら死にたくなった～産褥期精神病～（橘ちなつ）完結

 

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「妊娠したら死にたくなった～産褥期精神病～」 あらすじ

主人公の千夏は、5歳年上の涼ちゃんと結婚して4年目の冬、待望の赤ちゃんを授かりました。

でも、胎動がはじまると、赤ちゃんの存在が気持ち悪く感じるなど、精神的に大きな混乱をおこすようになってしまいます。

そして、予定より早く出産を終えると、症状はよりひどくなり、精神科病院の閉鎖病棟に入院することに。

当時は「産褥期精神病」の認知度はとても低く、病名も原因もわからないまま、不安と戦う千夏。

コントロールの効かない自分の体と心にさいなまれ、ときには自分さえいなくなれば…と考えることもありました。

でも、数か月すぎるあいだに、千夏は自分の体の変化にサイクルがあることに気づき始め、解決の糸口をつかみます。

そうして、困難ながらも退院できるところまでたどり着くのでした。

 

 

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「妊娠したら死にたくなった～産褥期精神病～」 感想・考察

この漫画は、原因不明の症状に翻弄された作者が、実体験を元に描いた作品です。

産褥期精神病は、出産後、妄想や幻覚などの症状に見舞われ、感情のコントロールができなくなる病気。

マタニティーブルーみたいな不調ではなく、精神科病院の閉鎖病棟に入院することもあるそうです。

原因は、女性ホルモンの急激な減少といわれていますが、正確な原因や治療法は確立されていません。

病名もわからないまま、自分の心や体と向き合う千夏の姿も感動的ですが、彼女をささえる夫・涼ちゃんたちの深い愛情にも感動しました。

また、「母親なら無条件に子供を愛せて当然だ」という固定観念などについても考えさせられる作品です。
 

このサイトのあらすじは、読んだ後でも作品を十分楽しんでいただけるように、魅力的なエピソードも大幅に割愛し、セリフの引用なども避けています。

主人公の千夏と夫の涼ちゃん、そして生まれてきた赤ちゃんの３人家族と彼らをとりまく人々の物語を、どうぞご自分の目でもご覧になってみてくだいね。

 

 

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